2007年1月7日日曜日

コラム②;英語の聞き方①

先回のコラムでは、良質のCD選びが大切だと述べましたが、第一段階でもっと重要なことがあります。

それは、“英語の聞き方”です。

英絶の本や他の英語学習関係の本では、英語が聞こえるようになる!とか、耳が開ける!などといいますよね。つまりそれは、あるとき自動的に“英語の聞こえ方”が変わるといっているわけです。

しかし、このコラムで言いたいのはあくまでも、“英語の聞き方”です。

何が違うのか。私が言いたいのは、つまり、こちら側が意識を入れ替えて、聞き方を変化させなければ、いつまでたっても第一段階を卒業できないということなんです。

逆にいえば、変える意識を知り、少し訓練すれば、むしろ100回も200回も聞かずともクリアできるのです。

また、英語の聞き方と一言に言いましたが、実際これは、眠くなる現象を止める方法だとも感じていますよ。

さて、先回のコラムはかなりの長文になってしまった反省を踏まえて、このコラムでは、英語の聞き方①だけをお送りしたいと思います。近いうちに英語の聞き方シリーズとして更新していきますのでご了承ください。

英語の聞き方①

第一段階を実行し、英語CDを何回か聞いているうちに、だんだんと、くっきり理解できる英語と、そうでない(聞こえにくい)英語とに分かれてきますよね。

くっきり理解できる英語には、知っている単語とか、比較的発音がしっかりとしているものが含まれるでしょうか。

それに対して聞き取りにくい単語や、あいまいな発音、弱い発音系は難しいと感じるものです。

しかし、Eize'sの場合、はっきり言いまして、聞き取りにくい英語はいつまでたっても聞き取りにくいままだったのです。そうしているうちにわかりました。“くっきり理解できる”のが英語で、そのうちすべてのあいまいな英語が、“くっきり理解できる英語”に変わるわけではないということなんです。

あいまいな英語もやはりそれは正しい英語で、私たちはあいまいと感じる英語も素直にうけとめないといけないようです。

ただし、決して難しいことではなく、あいまいな英語も何度も聞いているうちに、なんとなく言えるような気がしてきます。あいまいだったのに、ためしに復唱してみたら、言えたみたいな感じです。

この事実は、英絶流と何一つ相違はありません。この方法だと、あいまいな部分は単語とか熟語などというとらえ方ではなくなり、発音はできるけど、書けないみたいな捉え方になります。

つまり、“文字で英語を捉える”という学校教育の副産物を払拭した方法なのです。

ここまで、長々だらだらとなってしまいましたが、

大切なのは、曖昧と感じる部分は、何度も聞くうちに、その“曖昧のままで捉える”ことができるようになる。ということなのです。

実践してみるとそのうちわかると思います。しかし、この考え方を持っていると持っていないとでは、それなりの違いが生じると感じます。

さて、それがどうして眠くなるの防止に役立つのか?という点ですが

この、曖昧のまま捉える方法で聞いていくと、単語+単語のつながり=英語や、連語+連語=英語から、長いフレーズ+長いフレーズ=英語といった意識へと変化していきます。

つまり、一文は一文で捉えるようなイメージをもつ練習になります。そうすると、今まで単語+単語=英語だったので、一単語でも聞き飛ばすことは許されなかったのに対し

これからは、全体として捉えるので、小さいところにこだわらなくなります。

それは、脳への負担も激減することを意味しているんです。

実際、聞いているうちに疲れてきて、聞きそびれだすと、段々分からないと感じるようになり、そのうち楽しくなくなってきて眠るというパターンが原因だと思います。

この方法だと、1時間以上聞いていても、脳は疲れませんし、もとより眠くならなくなりました。

ただ、最初にこの方法を実践するのに、すこし時間がかかります。ぐぐっと集中すると逆効果なのです。なんとなく聞いているといった感覚がもっとも適切かもしれません。

でもそのようにすると、ちゃんと聞き取れるようになるから不思議なもんです。

結局長くなってしまいましたが、こんなところでしょうか?心意を読み取っていただければうれしいです。

次回のコラムでは、第1段階は第2段階のためにあるということと、聞き方②をお送りします。

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