2008年3月1日土曜日

ステップ1とは何か?

今まで英絶をやってきて、イチバン良かったステップがステップ1だったと思います。
はっきり言えるのはこのステップ(段階)をクリアしたことは大きな経験だったということです。

・・・結果的に、"ステップ1のコツ"を書いてから1年近く、続きを書くことなく進んでいましたが、やはり"聞き方②"を書いた方がこのブログのためだと思い書くことにしました。・・・


大方の人は、ステップ1で止めたか、もしくはこの段階をクリアしたものの挫折したかです。
というのも、ステップ1は以外にハードルが高く、英語は絶対勉強するな!というタイトルにひかれた私たちには、少々驚きの"学習"だったからです。


結論から言って、ステップ1を攻略するには、100回近く同じCDを聞けばOKです。
つまり、1時間程度の英語CDを100回聞く=100時間程度必要!

これだけでも、えぇー、そりゃないよ。と思う方も多いでしょうが、仕方ありません。
実際のところ、英絶内K嬢も130回程度聞いたことになっていますから、それくらいは確実に必要です。

100回も聞いて何があるの?

その疑問が大切です。意味があるかどうか→あります。
これこそ、英絶の基本。つまり、英語を英語で理解し始める脳にする過程なのです。

すこし説明を加えます。
実は、今現在の英絶ファンの多くが"英語学習に疑問を抱く人々"です。
たとえば、学生時代から英語を和訳することにかなりの疑問をもっていた人々、
または、熟語や単語を覚えても使えないと思った人々であるはずです。

しかしながら、例え英語学習に疑問を抱きつつ英語に取り組んだからといって、途中から英絶方法に出会ったため、本当のところ幾らか学生時代の英語学習に汚染されています。

そうではないと思っていた、つまり学生時代の勉強方法は避けていたと思っていたボクでさえ
実際のところ、リスニング(ステップ1の聞き方)に関しては、知らずして和訳リスニングになっていました。

和訳リスニングかどうかは次の方法で確認できます。
つまり、1時間英語のCDを聴いて眠らずに聴けるかどうかです。
おそらく、1時間も英語が聞けたら(意味が分かるかどうかはこの場合必要ではない)、そのリスニングは、れっきとした英絶法リスニングです。

・・・もしも、途中から眠くなるようなら、おおよそ和訳リスニングをしていると考えていいと思います。・・・
といいますのも、英語を聞いていて、眠くなるはずがないからです。

眠くなる原因についての考察は過去のB-2等投稿で明らかにしましたが、一つ一つの単語を聞き取ろうとしているためです。
もちろん、意味が分からないからつまらなくて眠くなる=面白くない映画みたいなもの、という理由も考えられますが、おおよそこの場合はあてはまりません
なぜなら、B-1で紹介したようなCD(コインの冒険)の良い教材でやったとしても、同様の結果になるからです。(ボクの経験上)面白いはずなのに眠くなるものです。

一つ一つを聞き取ろうとしている、とは何か?

それは、一つのまとまりとして聞けていないということなのです。
例えば、このような聞き方をしていないでしょうか?


①→What __ I __ __ you? 一回目聞こえた単語。
②→What can I __ for you? 二回目、あいだの単語が聞こえた。
③→What can I do for you? 三回目、全部聞き取れた

単語、単語を聞き取り、最後に一文章を完成させる、やり方です。

実は、ステップ2を実践したことのある方なら分かると思いますが、
このように、聞こえた単語を埋めていく
最後に一文完成という聞き方は、

大きな間違いです。


ステップ2では、CDの書き取りをしますが、一文、一文で書き取るようにとされています。
上記のような、単語を書き取り、埋めつつ完成させるような書き取り方は間違いなのです。

何が言いたいのか?

ステップ2はステップ1の延長線にあります。
ステップ1で聞き取れたものをステップ2で書き取るからです。

そして、
ステップ2で書き取れる方法こそ、ステップ1で聞き取る方法でもあるのです。

さらに、その方法で聴けるようになると、眠さは全く感じなくなります。
これは、実は疲れないということなのです。

同時通訳を知っていますか?
NHKなどで時々同時通訳がなされることがあります。
その際、通訳者が何分かごと(おそらく15分程度)で交代するそうです。

通訳者は必然的に和訳しなくてはなりません。
しかも、たちの悪いことに単語単語を一つ一つ聞き取り、訳して一文完成させる必要があるのです。
そうしないと、流れるスピードで和訳することなどできないからです。
彼らは、和訳スピードのために何を犠牲にしているのか?

それは、ズバリ体力です。交代するのは、その和訳の際に使われる脳の疲れからなのです。

聞き方①で、実践したい聞き方は大方説明しました。
感覚としては、聞き取りづらいと思える英語の部分も、そのまま捉える感じです。

そうすると、つづりや、単語よりも先に音声からの英語が入ってきます。
先ほどの例文などは、ボクがつづりよりも先に脳に入れた文章です。
難しいですが、ローマ字でつづってみると、
Wacanaidofoyou
といった感じでしょうか。
単語やつづりは、実際どうでもよくて、この音としての英語が分かっているのです。

この聞き方を注意して実践してみると、意外に疲れ知らずです。
なんとなく、聞き流している感覚にも似ています。

先回の投稿(B-2)でも書きましたが、正直、聞き流すぐらいの気持ちでもいいのです。
ボクたちは同時通訳者のような聞き方が正しいと思っていました。
いえ、思っていなくてもそのように聞き取っていました。

100%聞き取ろうとするのではなく、60~70%聞き取ることの方がむしろ全体を聞き取れるわけですね。

それで、結論として言いたいのは、
一度ステップ2に進んでみてください。
ということです。

ステップ2の要点が(一文ごとに書き取る)ステップ1のヒントになるはずです。

それから、100回と書きましたが、
実際30回程度から、この投稿の意味が分かるようになるでしょう。
およそ、70回程度でもほぼ完成しています。

その後ステップ2でまたひたすら聴くことになりますから、合計100以上になりますよ。
ステップ1についてはこの程度でいいと思います。
もしも分からない、不明な点があればコメントで質問してください。

0 件のコメント: