ステップ1はステップ2のためにあった、ステップ2はステップ3の伏線だった。これらは紛れもない事実に他ならない、今になってそう思う。
実は、一時期ステップ4に移ったことがある。「小学生からの英絶」のスタートはステップ4からだ。衝撃を受けつつも、新英絶を受け入れて、ステップ4に移ってみようと考えた。ステップ4は、面白さでは群を抜いていた。内容(シャーロットの贈り物)も楽しめたし、軽い言い回しや、単語オンリーで通じる会話などに驚かされた。(先生が質問がないか、尋ねる場面で「Any have a question,freedom.」といったのは衝撃的。)およそ、20回は見たのではないか、と思い自作スクリプト作成へ移ったとき・・・自分の英語レベルに愕然とした。書けない、何度聞きなおしても、・・・分からない。
このとき自分のレベルがまだステップ4に達してないと確信した。おそらく、そのまま進んでもよかったかもしれない。しかし、楽しむには程遠いと感じた。ある程度レベルを上げた状態で、再挑戦し、このステップを楽しみたいのだ。というのもステップ4は、文化と会話力を上げるためのステップ。会話は、誰もがその人の英語力を認めざるを得ない重要なステップ。このステップこそ、コミュニケーションの最大ツールだからだ。
さらに付け加えれば、ステップ4でもやはり英英辞典を用いていく。書き取り・読みを実行し分からない単語は調べ、音読する。もしステップ3で、基礎的単語(説明文に使われる単語)を引き倒していない場合、それらもここで引かなければならず、時間はそれだけ食われる。むしろステップ3が十分に成されていた場合、ステップ4が早く進むのは、誰も目にも明らかだ。
さて、通読力というのは結構すごいものだ。日本語訳英語があくまで一語一語の理解から全体の理解へとたどり着くのに対し、通読英語は、一文全体からの理解だ。日本語を読むときに、少々難しい言葉が用いられていたとしても、その部分はある程度の推測で読み進め、かつそれがほぼ正解であるのと同様、通読英語も、分からないところをある程度の推測で進み、その理解でもほぼ正解である。
ステップ3で、基礎的単語を調べ倒す、この単語の意味や使い方を暗記する必要がなく、むしろある意味で完璧な理解が求められない理由はここにあるのではないか。つまり、通読力さえ付けばこの段階はほぼクリアなのだ。ある程度の英語の文章は、通読力でカバーできるようになれば、後は、ステップ4,5で必要な単語力を鍛えることに専念できる。特殊な単語や専門用語などはステップ3では、到底出くわさない。なぜならステップ3は進めば進むほど基礎的単語に向かうからだ。しかし基礎的単語を調べ倒し、音読しなければ、基本的文章の繋がりは理解できず、必要な単語を理解するのに必要な英語力が身に付かない。
あくまで、ステップ3は、豊富な英単語力を持つための準備段階なのではないだろうか。また、通読力にもレベルがある。一回読めば分かる英文もあれば、何度か読めば分かるものもある。このレベルを上げることも重要なポイントだろう。大方読み返さなくてもいいレベルまでくれば、ステップ4は(特に意味調べ)楽に違いない。
いずれにしても、ステップ1がステップ2のためにあり、ステップ2がステップ3の伏線であった様に、ステップ3はステップ4のためにあるのは間違いない。
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