2009年5月18日月曜日

英絶に関する疑問

春過ぎた人さんのコメントから

 コメントでの質問に感謝します。ただ、幾分コメント欄は狭くて説明しきれないので、こちらに書くことにしました。ごめんなさい。ひとまず、2つの質問と捉えたので回答しておきます。

①「今からでも遅くありませんか?」との質問

 英絶に年齢は関係しないと思います。春過ぎた人さんは、英絶に惹かれているとのことでしたが、何を隠そう、ボク自身英絶のやり方を求めていた人の一人です。実際に始めたのは、高校の時でしたので、境遇は近いかと思います。

②「学生である以上、弊害はありませんか?」との質問

 正直なところ、学生最後の一年間は英語が必修ではなかったので取りませんでした。一応選択できることになっていましたので、週の英語の時間は自習(英絶)という形にしました。ただ、これにはかなりの勇気が求められた上、先生方から何事かとお叱りを受けたりと、また前代未聞の話だったらしく、前例を作ってしまったような形になり、今となっては若気の至りと反省してはいます。

 授業を取らなかった理由が、弊害があると感じたからです。英絶は英語→日本語訳のプロセスを禁止しています。それで、純粋に英絶をやれる環境を作るためには、学校英語が邪魔だと感じたわけです。しかし、結局のところステップ1を終えたのは、卒業してからでしたから、(つまりは6か月という英絶習得期間はゆうに過ぎていた)2年近くかかってしまいました。卒業前というのは、英語だけではない、やるべきことが山のようにありますから、英絶に毎日取り組め無かったです。

 実は以前にも高校生の方から質問を受けました。大学入試があるのですが、あと半年しかありません。英絶方式は好きなのですが、間に合いますか?との質問です。正直なところ、高専出身のボクにとって大学入試を経験したことも無い上、あと半年の使い方を指導できるほど、えらくはありません。とりあえず英絶方式はいいと思うが、ボクは半年ではできませんでした、という回答をしました。これについては今現在でもなんら変わりません。

<今いえること>
 
 結局、どんな方法で英語をやるにしても本人の意思の問題だと思います。そして、この英絶方式はストレートなやり方だと思っています。例えるなら、純度100%オレンジジュースです。混ぜ物がない飲み物のように、飲んでいるときは辛いけど、確実に体にはいいです。英絶は恐らく春さんが思っているほど楽なものではありません。まず、この方式も時間がかかります。しかも毎日の作業は単調に感じるでしょうから、いかにモチベーションを保つかが勝負になります。(そういう意味で目標・目的は大切でしょう)時間がかかるといえど、学校方式で6年間やってもどれ位の成長かというの考えると、英絶の方がいいよなぁ、とは思いますけど。

 本を読み終わったとき、すでに英語ができたのではないかと思うほど簡単に感じていたんです。でも、それは少々思い違いでした。たった5つのステップ、しかも英語が理解できるようになるまでたったの3ステップしか、かからないわけですが、その一段一段のスケールのでかさを、やり始めて感じたわけです。

 ボクは右脳入力人間です。それも英絶向きのひとつのポイントであったのではないかと、春過ぎた人さんはどちらですか?

 長たらしくなりましたが、疑問の答えになっていればうれしいです。本音を言えば、英絶やりたい人がいたことにうれしさを感じています。更なる疑問や、答えになってなかったとかあれば又コメントしてください。
 

5 件のコメント:

春過ぎた人 さんのコメント...

記事を読んでいる内に覚悟の揺らぎと僅かな期待感が交錯葛藤していき、正直やはりこの時期から始めること自体無理があるかなあと感じてきました。

わたしの記事への回答、誠にありがとうございます。

回答内容を一通り解釈した結果、おかげである程度の気持ちの踏ん切りはついた気がします。
すごく、なるほどなーと思いました。大変参考になる意見ありがとうございます。

以前にもわたしの同時期の方から質問があったんですね。
なるほど、やはり相当の覚悟は必要のようですね。

英絶の本を読み終わったときにすでに英語が喋れるという思い込みはわたしにもありましたよ。
とにかく、やはり本人の意思が強く関わってくるんですね。
上手い(美味い(笑))例えを使ってしっかり解説してくださり、大変分かりやすく、ためになりました。

ありがとうございます^
とりあえず、こちらの意見を参考にしつつ、今後実践するか否か、ゆっくりと判断に移ししていきたいかと思います。

本当に、丁寧なご回答感謝いたします。

春過ぎた人 さんのコメント...

すみません、追加です。

ちなみに質問の件ですが「右脳派か左脳派か」ということで大体合っているでしょうか?

ふーむ、でしたらどうなのでしょう。自分でも実際何が向いているかクリアーには分かりませんが、
実際どっちかと決めるなら今のところ「左脳派」でしょうか。

ついこの間までは「右脳派」的なところを自負していたんですがね(笑)。

Eize's Right さんのコメント...

春過ぎた人さんへ

>最後に書いておきたいことは、英語学習方法はかなり存在するが、やはり自分にあった方法を探すべきだということ。

と書いた部分をご覧になり、「結局英絶方法は一方法に過ぎないということか?」とお感じになったかもしれません。少し誤解を与えるような表現でした。後で修正しときます。

結論から言うと、右脳=英絶、左脳=学校学習と断言したわけではないので、誤解の無いようにお願いします。(長々と書きますが)

要は、右脳=英絶、左脳=ほかの学習方法ではなく、各プロセスの中でツールとして、右脳系を使うのか、それとも左脳系を使うのかということです。

また、この右脳・左脳と英語の関係に関しては、あくまで自論です。一般に言われている事実と自分の感覚を元に打ち出した仮説のようなものです。それで、あいまいな部分や結論付けられない部分も多々あります。それを踏まえたうえでよろしくお願いします。以上結論。

http://luckybrains.zero-yen.com/shindan.htm

上記の[診断その①]をされてみましたか?手先を組んで、右が上の方がしっくりくれば、左脳インプットが得意ということになります。(ちなみにボクは左が上の方がしっくりきますので、右脳インプットとなります。)

良く分からなければ、こういう方法もあると思います。例えば、この長ったらしい文章を黙読して、(…別に普通、音読しないが…)しっかり意味がお分かりになりますか?(日本語できますか?という意味では決してない。あしからず)「いや、むしろ図とかで説明してくれた方がうれしいんだけど…」とのことであれば、右脳インプットです。「文章でも良く分かる」とのことであれば、左脳インプットでしょう。(右脳左脳の中間脳型もいるかもしれないが)

右脳インプットとは、感覚でつかむタイプです。要は「覚えようと意識しない方が得意」ということになります。恐らく映像(洋画・英語アニメ等)や音による学習方法が中心になりと思います。

対して、左脳インプットは、文字・理論(文法的?)で理解するタイプです。恐らくは多読や書き写しが中心になるでしょう。理解しようと意識したり、頭の中で英語文章を並べることかもしれない。

右脳インプットは左脳のそれに比べて時間的には短いはずです。短時間に多量の英語を浴びることができます。ただし、定着には復習(何度もやる)が必要でしょう。

逆に左脳インプットは時間がかかるはずです。ただし理解してしまえば、確実に定着するものと考えれられます。(ボクは右脳インプットが得意で、実際にその実感があります。そういうこともあり、左脳の方法については…恐らく…にとどまります。)

さてさらに長く続いてますが、

右脳=英絶、左脳=学校学習と断言したわけではないので、誤解の無いようにお願いします。

例えば、英絶方式のステップ3では、英英辞典を使って学習します。この時に音読をしますが、この音読には、英語文字情報を絶対に日本語訳にはせず、英語としてそのまま脳に入力するという目的があります。

しかし、実はそれに加えて、右脳インプットを促しているのでないかと。で、もし学習者が左脳インプット派ならば、音読時には、ただ何も考えずに音読するのではなく、単語同士のつながり方とか、時には意味とかも考えていいんではないかと。いや、むしろそうした方が、学習したことの定着率が上がるのでは?という意味です。

要は、右脳=英絶、左脳=ほかの学習方法ではなく、各プロセスの中でツールとして、右脳系を使うのか、それとも左脳系を使うのかということです。

えーと、ホント長たらしくてすみません。[診断その②]では脳アウトプットも診断できます。ボクは左脳アウトプットなんです。→論理的に提供するのが得意らしく、長々と文章で提供したくなる…わけで。

春過ぎた人 さんのコメント...

長々となってしまっただなんてとんでもない。
これくらいの文章で解説されたらもう納得せざるを得ませんよ^^
で、読んでると図が無くてもある程度さらっと理解はできたので、やはり左脳インプットかもしれません。
いや、それよりも管理人さんの解説が分かりやすく賢明だったのでしょう。

またまた大変参考になる補足説明、ありがとうございますね。

いやあ、このブログを覗いて大変良かったです。
とりあえず現在ラベルCの辺りまでは読んでおりますので、読み進めていき、
今後の英絶かつ英語学習ライフへの参考にしていきます。

Eize's Right さんのコメント...

ここの情報が参考になれば、何よりです。

日記という形式上、その時は正しいと思っていて、実践してみて間違いだったケースも多々あります。ただ、ラベルにしているものに関しては、経験からまとめていますので、ある程度の確実性があるかと。

右脳だろうが、左脳だろうが結局のとこ、柱さえあってれば楽しく続けられる方法を使うのがいいでしょうね。

応援してます。